スポーツに必要なのは8つの視機能

スポーツに必要な8つの視機能

スポーツに必要な8つの視機能

 

当サイトでは動体視力を中心に扱っていますが、スポーツの世界で結果を残すために必要な視力は何も動体視力だけに留まりません。

 

視機能には他にも様々なものが存在し、状況に応じてそれらを使い分けることが何よりも重要です。

 

視機能が求められる具体例

 

例えばバッティングの場合、バットを振るタイミングを見極めるにはボールがどれくらい自分に近づいたか、つまり自分とボールの距離が関係してきます。

 

その瞬間は複数の物の位置関係を立体的に認識する深視力という能力が使われます。

 

 

これがサッカーであればピッチで入り乱れる敵味方の選手の位置のズレを見極める、つまりスペースを見つける時に深視力が働きます。

 

特に広いピッチで行われるラグビーのようなスポーツは距離感を正確に把握する深視力が非常に重要なスポーツといえます。

 

 

また、ドームの白い屋根に向かって上がった白いボールを見分けるんは明るさの微妙な差を認識するコントラスト感度という能力が使われます。

 

「自分はドームで野球をやった経験なんて無いから関係ないんじゃ・・・」と、思う方もいるかもしれませんが、そういう時は自分の野球帽を見てみてください。

 

帽子のつば

 

最近の野球帽はコントラスト感度を考慮して帽子のツバの色が灰色をはじめとした暗色系に変化しています。

 

これはボールを捕る際にツバの派手な色が視界に入り、捕球の妨げとなるのを防ぐためです。

 

古い野球帽であればツバの部分は濃い緑色だったのがほとんどだったことを考えると、スポーツ科学の進歩と共に身の回りの道具もちょっとづつ変化しているんですね。

 

深視力・コントラスト感度だけではありません。

 

 

バッティング一つとってみても、ボールの回転などを瞬間的に把握する瞬間視や目で見た情報に素早くかつ正確に反応する目と手の協応動作といった視機能も求められます。

 

 

このようにスポーツでは複数の視機能が正しく働くことで的確な動作ができるようになります。

 

そして動きが複雑になればなるほど、その時々の適切な判断が求められるようになるので「情報の多さ」、即ち総合的な視機能がモノを言う、というわけです。以下にスポーツの場面で必要とされている各種視機能をまとめてみました。

 

  • 静止視力
  • KVA動体視力
  • DVA動体視力
  • コントラスト感度
  • 眼球運動
  • 深視力
  • 瞬間視
  • 目と手の協応動作

 

 

単純に視力検査で良い結果を出た人がスポーツでも同じように結果を残せるわけでもない、というのにはこういった理由があったからですね。


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